平素より格別のご高配を賜り、心より感謝申し上げております。
この度、一般社団法人東京室内歌劇場では、ジャン・コクトーの原作、アメリカの現代作曲家フィリップ・グラスの作曲による新作オペラ『恐るべき子供たち』の日本初演 (訳詞日本語上演) を、2026年2月4日と5日に練馬文化センター小ホールで実施する運びとなりました。
指揮者、演出家、音響、舞台等のスタッフも、第一線で活躍されている方にお願いをしており、キャスティングについては広く内外に公募をしてのオーディションを経て、若手の優秀な声楽家にお願いすることが出来ました。
フィリップ・グラスはミニマルミュージックの旗手として知られる作曲家ですが、決して難解な音楽ではなく、同じくミニマリズムの影響を受けた坂本龍一や久石譲の系譜に連なる音楽として語ることが出来ます。ジャン・コクトーの特異な世界に相応しい、精密でエネルギッシュな音楽は、新しいオペラ体験として皆さまを魅了することと確信しております。
昨年度から当団体は、新作オペラ『陰陽師』(夢枕獍原作、木下牧子作曲)の公演を成功させるなど、精力的に本格的なオペラ公演への挑戦を続けております。すでに各界から大きな反響をいただいておりますが、皆さまからのご期待に沿えるよう、わが国のオペラ史に残るような質の高い公演を目指して準備を進めております。
幸いにして芸術文化振興基金の取得が実現したことで、公演の実現に向けて大きな一歩を踏み出すことが出来ましたが、財政的にはまだまだ厳しい状況にあります。
ぜひ今回の公演の趣旨にご賛同いただき、厚いご支援、ご協力を賜りますようお願い申し上げます。
一般社団法人東京室内歌劇場代表理事
杉野正隆
※(1)と(2)に関しては、印刷に間に合うタイミングでのお申し込みに限らせて頂きます。