2024年
7/5
(金)
上演終了
青島広志 プレゼンツ

日本オペラの歩み その⑤(昼公演) 池内友次郎とその流派


日本の作曲界を、教育者の立場から牽引けんいんしたのは、池内友次郎をおいて他には考えられない。作曲家だけでなく、音楽家であるなら、その著書で楽典・和声学・対位法・管弦楽法を学ばなかった者はいないのである。また長いこと東京藝術大学音楽学部長の地位にあったから、その馨咳けいがいに接した人は数多いはずだ。
綺羅星きらぼしのように居並ぶその門弟 ― 小倉朗・小松耕輔・紙恭輔・矢代秋雄・島岡讓・間宮芳生・林光・三善晃・湯山昭・佐藤眞・和田則彥・尾高惇忠・一柳慧・新実徳英・荻久保和朗・原嘉寿子・松村禎三・野平一郎・西村朗・池辺晋一郎・広瀬量平・黛敏郎・朝岡真木子・石井歓・宍戸睦郎・野田暉行・別宮貞雄⋯の中から、とくにオペラに大きな足跡を残した5名の作品をとり上げ、その偉業を検証しようとする試みである。本人の劇的な独唱カンタータ「熊野ゆや」(和田則彦によるピアノ版)や、黛敏郎の未完のオペラ 「美濃子みのこ」(作曲者のヴォーカルスコア)の演奏も、一つの歴史的な事件となるだろう。

演目

池内友次郎
熊野ゆや』より -謡曲「熊野」よりソプラノとオーケストラのための三つの小品
別宮貞雄
『葵上』台本:鈴木松子
『三人の女達の物語』台本:鈴木松子 狂言〈黒塗り〉による《第二話 智慧深き女》
松村禎三
『沈黙』原作:遠藤周作 台本:松村禎三
黛敏郎
『MINOKO』原作⋯三島由紀夫「美濃子」
佐藤眞
『雪女風土記』作:竹内勇太郎
池辺晋一郎
『死神』台本:今村昌平 詞:池辺晋一郎

出演者 ※名前をクリックするとプロフィールをご覧頂けます。

ソプラノ
大津 佐知子 / 薗田 真木子 / 根岸 奏好 / 前澤 悦子
メゾソプラノ
三橋 千鶴
テノール
三村 卓也 / 吉田 伸昭
バリトン
杉野 正隆 / 福山 出
ピアノ
久保 晃子 / 松本 康子
合唱
赤井 悦子 / 板倉 修子 / 大林 香保里 / 黒澤 陽子 / 黒田 たまき / 田中 潤 / 林潤一郎
お話
青島 広志

会場

渋谷区文化総合センター大和田 伝承ホール
渋谷区桜丘町23-21
HOMEPAGE
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JR渋谷駅 南改札を出て西口から徒歩5分

バスでお越しの方:
大和田シャトルバス(ハチ公口-文化総合センター大和田)
ハチ公バス(夕やけこやけルート)
※どちらもバス停「渋谷駅ハチ公口」から乗車、次のバス停「文化総合センター大和田」下車。

乗車賃 大人・こども 同額100円

文化総合センター大和田には専用駐車場はございません。
お車でお越しのお客様は周辺の一般コインパーキングをご利用ください。

スタッフ ※名前をクリックするとプロフィールをご覧頂けます。

監修・構成:青島 広志
制作:前澤 悦子 / 松本 康子

協賛

野村證券株式会社 荻窪支店